2012年5月16日水曜日


メキシコ国境

グアテマラのシェラからシャトルバスで25$メキシコのサンクリストバルデラスカサス(Sancristo de las casas)と
ちょっと長い名前の町へ。
遂にメキシコだ!メキシコではバンバンメキシコ料理を食べたい。と言ったものの
あまり滞在できる日数もないので、とりあえずタコスだけはたらふく食うぞ!と思う。

シェラではタカハウスという日本人のオーナータカさんが経営している宿に2泊しただけだった。
宿は快適だしタカさんは親切に夕飯を作ってくれたり、何かと気にかけてくれる。
タカさんも昔はバックパッカーでグアテマラやメキシコを旅していたという。

そのうちゲストハウスをやるに行ったたと言う。
サンクリ(サンクリストバルデラスカサス)の宿カサカサのオーナーともメキシコシティにある日本人宿アミーゴのオーナーとも
知り合いで以前は客として滞在していたらしい。長い付き合い� ��この辺の日本人宿はネットワークができていて
しばしば連絡を取り合ったりしているらしい。

実際、初めてタカさんと会ったのはアンティグアのペンション田代でだ。
ここともつながりのあるタカさんは用事があって遊びに来ていたようだ。

しかしシェラのタカハウスに行ったとき、客は他におらず俺しかいなかった。

日本人宿に一人って初めての経験である。


カテドラル

さてさて、メキシコの印象・・・・思っていたとおりのメキシコだ。
カラフルで音楽も日本で聞いていたメキシコっぽいメキシコの音楽が流れている。
で、暑いが日蔭はひんやりしている。この乾燥している気候もメキシコを感じさせる。
(朝晩は相当冷えるので、その時だけはメキシコらしくしなくていいが)

� �サカサの宿の管理人レイコさんはプロの料理人でメキシコ料理のレストランで働いていたという。
そして夕食はシェア飯で美味しい料理を食べれると聞いていたので楽しみいしていた。

着いたその日は豪華にタコス、スープ、豚肉をやわらかく煮込んだやつ、サラダと食べたことないけど
メキシコのイメージが伝わってきて本当においしかった。それでも一人2、300円だ。

シェア飯は安く上がるので美味しいものを食べれた時は本当にラッキーだ。

この町はそんなに大きくない、むしろ小さいくらいで一日あれば大抵のところは歩いて回れてしまう。
メルカドの近くにはタコスやがずらりと並んでいて、一個15円から70円
高いものは具が多かったりする。
とりあえずタコス食べて歩く。トルティ� �ヤがグアテマラのより薄く、トウモロコシ臭くなくて自分好みだ。
タコスはメキシコ人の主食でありお菓子でもあるようだ。飯の時間でもそうでなくても、たいてい誰かが食べている。

ここにたどり着くまでに世界各地であったカオリちゃんとカサカサでも再会した。
これで7回目?俺がチェックインした翌日にやってきたようだ。夜遅くの到着だったらしく俺は寝ていたという。
しかも毎回「おー!」と驚きの再会ではなく、「あ。いたの?」みたいなひょっこり顔を合わせることが多い。
ほとんど同じルートなので各地で顔を合わせることがあるのだろう。
サンクリの次はお互いにメキシコシティにいくので、一緒のバスでいこうとしたが
グアテマラで風邪をひいてからどうも俺の体調がよくない。さほど� �したことはなかったのだが
出発前日になってどうも熱がある感じ。
長時間のバス移動はできない事はないが、旅の日数もすくなく予定が詰まってきているので
ここで無理してメキシコシティで寝込むことになっては大変なことになってしまう。

なので、大事を取って一日遅らすことにした。

ロスからの日本行きのチケットはもう買ってあるのだ。

結局、やっぱり今日移動無理かな〜と思うくらい駄目になってしまい、一日中おとなしく寝ることに。
(一度、チェックアウトしたが。。。。)

管理人の玲子さんは気遣ってくれて何か食べたいものあるかと聞いてくれたりしてくれた。
出歩くのもキツイし腹も減っている状態だったのでおかゆを作ってくれたのは本当にありがたかった。

次の� �ある程度回復したので、シティへ向かう事にした。
バスは二等バスだが、その日に限って一等のバスが来たのだ!座席の間隔は狭いがバスは新しいし、トイレもあるので嬉しい。
夜飯はどこかに止まって食べれるのか聞いたら、食べれると言われた。
が、結局どこにも止まることなくメキシコシティに向かったのだ。
なんとなくビスケットを買っておいたのでよかったと思った。

バスのチケット売りのおじさんは親切で、じつはチケットは出発前日に買ったのだが
バス会社側の予約帳に名前を書くだけで、客にはチケットをくれない。
大丈夫かよ〜と尋ねたが、俺は明日もここにいるから大丈夫だという。


ナイアガラフォールズの旅行情報

それを信用して当日も無事にバスに乗る事ができたので、おじさんの言う事に間違いはないなーと思ったが
飯は食えなかった。かなり腹ぺこの状態でメキシコシティについた。

二等のバスは国営のバスターミナルには着かないので、着いたときここがどこだかわからなかった。
とりあえず、朝飯やを探して落ち着いてどうするか考えようと思った。

朝飯はわらじみたいに大きいトルティーヤの肉が乗っかったものでまぁまぁおいしかった。
100円くらい。ある程度スペイン語を話せるようになったものの、料理の名前などは全然だな。
朝飯を食って地下鉄の駅を目指した。

途中、ソカロに通りかかり、大きなカテドラルなど 古い建物が中々興味深かった。
誰もいないあ朝の写真を撮りたかったが、荷物をもった状態で一眼レフを出すのは
この辺の治安もわかっていないのでやめておいた。

写真は撮りたい時にとりたいのだが。

アミーゴには30人くらいの宿泊者がいる。ほとんどが日本人で韓国人の女の子が2人いた。
一人は日本に3年住んでいたことがあるらしく普通に話していた。
が、あのかわいい韓国なまりの日本語だが。俺はあれが好きかもー♪

サンクリからここに来る途中でみたソカロ(中米では街の中心にある広場のことかな?カテドラルがあったりする)に改めて行った。
やはり当たり前だがスペインみたいな感じがするのだ。スペインよりスペインな感じがする。
これはあくまで俺の感覚でだが、そん な感じがする。
建物にはおもむきがあって、それが今生きている街に溶け込んでいるのだ。

クリスマスの準備が進んでいた。こっちのクリスマスは本気だ。日本より本気だと思う。
クリスマスよりかなり前からクリスマスの飾りつけをしているのだ。
グアテマラでもそうだった。きっと南米でもそうなんだろう。

ソカロのあたりの建物はいいな〜
レンガを埋めん込んだ道って凸凹していて歩きにくいのだが、それまたいい。
メキシコシティは勿論そういう所もあるのだが、こういう趣のあるところもあって俺は好きだ。
地下鉄なんかは本当に日本みたいなところがある。
たくさんの人がす鎮目すし詰めになっている。かと思えば扉の近くだけだったりして
電車のドアが閉まりそうにな� ��と走って乗り込んでくる人もいる。

こういう日本と似ているところを見ると日本に近づいている感じ(実際は地球の裏側だけど)
感覚が戻ってくるような、旅が夢で目が覚めるようなそんな感じだ。

メキシコシティにはこういうタコスの屋台が多い。
人によっては汚いからやめておいた方がいいという。
日本のお祭りの屋台も同じようなもんだ。

だが、普段からの屋台の件数は日本は圧倒的にすくない。
日本は屋台などを出す保健所のチェックが厳しいのだろう。もっとゆるくしてじゃんじゃん出せるようにしてほしい。
屋台はいい。外で食べるので解放感がある。
いわば、ピクニックと同じじゃないか!

タイ焼き、たこ焼きに加え、カレー屋、鮨屋、エスニック料理、焼き鳥、もっとバン バン出店して日本を盛り上げていきたい。
タコスの屋台もあったっていいじゃないか。
アミーゴに日本語を勉強しているメキシコ人がいた。ここに滞在している唯一の外国人(ここでは日本人が外国人なのだが)だ。

学生でありながらサルサのダンスの先生をしている。そして来年日本に行くらしいのだ。
彼と日本人数人で話をした。
まー話しといっても日本語は難しいだとかスペイン語の方が難しいだとか
日本でタコスやをやりたいとか世間話も交えつつ。

しかし彼はどうも恋をしているようだった。
話の切り出しはこうだった。
日本人、韓国人は綺麗です。将来どっちかわからないけど結婚したいです。
日本人は花とかプレゼントするのか?女の子はそのプレゼントは嬉しいか?
メキシコで� �好きな女の子にはバンバン花束をプレゼントするらしい。
そして0時を回って女の子の誕生日になった瞬間に家の外で歌を歌って花束と一緒にプレゼントするらしい。

メキシコにも美人が多いじゃないかというと、そうだが日本人の女の人、肌綺麗。結婚したいという。

今、日本人に日本語習っていてその人好きです。
え?もしかして好きだからその人に日本語習ってるの?
はい。この前プレゼントしちゃいました。バラの花束をプレゼントしたらしい。
えー!!!
あ、声が大きいです。(ラテンで育ったが意外と照れ屋のようだ。)
今度は押し花をプレゼントするという。

何気なくどこで勉強するの?学校?と聞くとここでという。

えー!!!(声大きいです)

誰誰誰?????

えー !恥ずかしいですよ!でも皆さん友達なので言います。
もうすぐここに来ます。


ビクトリアフォールズのホテルマップ

しばらくすると彼女が来た。
すると日本人ではなく日本語の上手な韓国人の女の子だった。

お〜!!!!頑張って!応援しているから!!!

うん。ありがとう。

彼は嬉しそうだった。


ティオティワカン

ラパスで隆雄君朋ちゃんカップルからメキシコのタスコでは銀細工の彫金ができると教えてもらった。
そして銀製品が非常に安く売っているのだという。

いくしかないだろー

メキシコシティから3時間弱、1200円ほどの所にあるタスコ
小さな町で山間にある。要するに田舎って感じがする。

街はメイン通りはバス、車の往来で賑やかだが、メキシコシティなんかと比べるとずっと穏やかでよい。
一本路地に入ると静かである。
シティのペンションアミーゴにタスコの宿Cien Anosを持つオーナーが滞在していて、
今は他の人に管理を任せているらしい。

彫金も楽しみだが街の様子もきれいだというので楽しみにしていた。
聞いた通り、俺が好きな感じだ。ごちゃごちゃしているけど、家の壁は白で統一されていて
なぜかワーゲンの車が多い。

宿に着いてさっそく街を散歩に出かけた。
坂の上の方に綺麗なカテドラルがあり、坂の途中はマーケットになっているのだ。
道が複雑だがカテドラルを目印にしていけば大丈夫だろう。


山の上にキリストの像が!

スペイン植民地時代の様子を色濃く残していて、まー旅行者相手の宝石屋がずらりと軒を揃えてはいるものの
やはり綺麗だ。本当に多い。探さなくても見つかるくらい宝石店は多い。

彫金のデザインは前か� ��考えていたものの、どれくらいのものが素人にできるのか分からなくて
着いた日に雑誌などを見せてもらい、これは難しい、あれは簡単などを教えてもらった。
宝石の本なんかは初めて見たけど、やー結構格好いいのがあったぞー
アメリカのインディアンが作った腕輪はラピス、ターコイズ、赤サンゴなんかが埋め込まれていたりするのがあり
ほしくなっちゃうようなのがたくさん。すげー高いけど。

さて、彫金の手順、リングを作る場合、まず銀の延べ棒みたいなのを作る。

バーナーで銀のガラクタを溶かし液体になったら型に流し込むのだ。

そしてその延べ棒を

 

こんな機械で伸ばしていく。指輪の厚み、幅はここで決める。

後はごりごりとデザインを描いていくのだ
ま、結局3 0$と言う事もあり、俺は作業を見ていただけなんだけど。
こういうのも楽しそうと思った。

この町に住む日本人はここの管理人さんだけという、またここにはアジア人はあまり来ないというので
珍しいのだろう。ローカルなレストランで飯を食っていると、ラテンな男が話しかけてきた。
日本はどこに住んでいるんだ?とかやっぱり給料はいくらだ?とか仕事はなんだとか
店にいる店員とその他の客も気になるようで、ラテン男が代表して俺に質問をしてくる。

いつ帰るんだとかメキシコは好きかとか、まーただの世間話だけど
こういうのは楽しい。これをするために俺はスペイン語を勉強したのだ。

この瞬間が勉強して良かったと思うときである。

ちなみにここレストランは宿に近い所に会った� �だけど、
結構うまい。それまでは現地の人がいくマーケットの中にある定食やで食べていたのだがおいしくない。

あーもっと早くここに来ればよかった。と思わずにはいられなかった。


ラテン男と俺

タスコを夕方出発してメキシコシティに戻り、そのままプエルトバジャルタにいく。
プエルトバジャルタは太平洋のビーチの街でアメリカ人の旅行者が多くいわゆるリゾートだ
ここにはポルトガルのBoom Festivalで知り合いになったテルミさんが住んでいて
メキシコに来ることがあれば是非とも遊びに来てと誘ってくれたので俺は本当にお邪魔する。

家の住所をもらいネットで検索してみると大きなホテルなどが出てきたので
かなり距離があったが、ターミナルからバスで街の中心まで行き、そこから歩いて行けた。

グアテマラメキシコと昼間は暑いものの夜は冷えるので、もっと温暖なところに行きたいな〜と思っていた。
が、ここはマジで暑い。それがいいんだ。温かい所の人々は陽気だ。みんなアミーゴだ。初めて会ってもそうだ。
ある種俺が思い描いていたメキシコの姿があった。

テルミさんと娘さんのVionちゃんは暖かく俺を迎えてくれた。
綺麗な部屋と寝心地の良さそうなベットも。

日中� ��テルミさんは仕事、Vionちゃんは学校へ。なので家の鍵を貸してくれたので
自由に出かけたりできるのだ。


"アイダホフォールズIDホテル"

ありがたい!!

ここがメキシコ最後の街になる。普通だったら違う町を選ぶんだろうなーと思っていたが
メキシコシティでここに来たことがある人に会い話を聞くと
結構いいダイビングスポットがあるらしい。調べると亀の産卵も見れるらしい。

全然いいじゃん!!

しかもテルミさんは実は在日の韓国の人で、ごはんは韓国料理がでるのかなーと期待していた。
が、実はテルミさんは料理はあまりしない人で韓国料理は作ったことがないらしい。。。
冷蔵庫のものは自由に使っていいから、好きに料理して♪と言われてしまった。

目論見はもろくも崩れ去ったが全然不満はないのだ。

外は暑いが海が近いのに珍しくも湿気が� ��いのだ。季節によるらしいのだが一番いい時期に来たようだ。
タコスもメキシコシティより高いものの、具が多いし美味しい店が多い。
俺は毎日タコスばかり食べている。

中米に入ってからと言うもの日本人宿を利用しているため、スペイン語を話す時間が減っている。
中途半端なレベルなので話さないとすぐに忘れてしまう。
だが、Vionちゃんはスペイン語と英語を話す。テルミさんは日本語と英語を話す。韓国語は話さない。や、たぶん話せるけど。
ちょっと変わった言語の一家だ。

ま、それはさておき、俺はテルミさんと日本語で話すが、Vionちゃんとはスペイン語で話す。
で、テルミさんとVionちゃんは英語で話す。良く考えるとわけが分からない。3人で会話すると
日本語、英語、スペイン語が� ��てくるのだ。

しかしVionちゃんのおかげでスペイン語で疑問に思っていたところ聞くことができたし
久しぶりにスペイン語を話すことができて良かった。
タコスの屋台で店の人に話しかけたり、ツアーの客引きにわざと引っかかってみたり、それだけで楽しい。

ツアーの客引きは最初はやはり商売してくるが、最初に一度断って、世間話を始めるとちょいちょい付き合ってくれる。
この辺はアジア人が少ないので珍しいのもあるのだろう。そして少しだがスペイン語を話せるので興味を持ってくれるのだろう。

ダイビングショップを探して一日だけ潜ろうと思った。
安い所で89$高い所で120$。オプションが付くともっと高くなるが、俺は潜れればいいので一番安い店に。
まーそれが間違いだったの かも。

前日に申し込んで翌朝の8時15分集合の5分前に行ったが店に行ったが誰もいない。
あーやな予感がするなーと思いつつ、しばらく待ったが全然やってこない。
隣のツアー会社が開き、どうした?と声を掛けてくれた。
俺の行き先であるIsla Marieta行きの船は9時にでる。どうもはっきり分からないが
どの会社も港からでる船で一緒にいくらしい。とりあえず、港に行くことに。

そしてチケットを買いにカウンターへ行くと、その日に予約してある会社の一覧があり
俺が予約したダイビングの店の名前はなかった。
これはやられたな。と思った。

だが、こっちにはレシートがあるので大丈夫だ。

再び店に戻って隣の店のおっちゃんたちと話しながら時間を潰すこと2時間。
昨日とは違う店員が来て、話をするとオーナーだという。事情を説明するとすぐにお金を返してくれた。
オーナーいわく、今日もその昨日いた子が店を開けるはずだったが来ていない。
お金をもって逃げてしまったという。その日潜れるツアーを探してもらったが高いか終 了時間が遅いものばかりだった。

次の日フライトがある俺は潜る時間と深さによって一定時間休まなくてはならないのだ。

なので、完璧にダイビングはできない事になった。

潜るな(あぶないから)。ということだろう。そう思って素直に諦めることにした。

本当なら夕方4時ころに戻るはずが、それよりかなり早い帰宅になったので
テルミさんが帰宅した時に俺がいたのでびっくりしていた。

事情を話すと「今年は多いのよねぇ〜」と、俺が潜るなと言う何らかの警告なのかな?というと
日本人はそう思う事ができるからいいわ、と笑っていた。
もうひとつの目的の亀の産卵を一休みした後に見に行くことにした。
情報は午前中にダイビングショップの店員が来るのを待っている時に、となりのおじ� ��ん達から仕入れていた。
地図を見ると意外と近そうだったので良かった。

行き方はVionちゃんとテルミさんに教わった。バスを中間地点で乗り換える。
しかも最初のバスはテルミさんの家の前から乗れるので便利だ。
中間地点までは20分くらい。次のバスはすでに来ていて出発を待つだけだった。

乗り込んで5ペソ払おうとすると25ペソだという!
え!と思ったが、払わないと乗せてくれない。なんかぼられてるのかなー
さっきの距離を5ペソで来れたのに今度はなんで25ペソなんだ?
訝しげにのバスに乗り、他の客の払いを見ようとするが良く分からない。

う〜む。まぁつけばいいか。

が、中々着かない。道は案内を見て間違っていない事が確認できた。
すげー遠い。もしかして・・� ��・


地図が手書きなので実際の距離と違う???
結局1時間くらいかかった。そしてカメがくるという海岸を地元の人に聞いて回る。
意外にも知らない人もいた。やっと知っている人を見つけるとここには来ないという。

場所を教えてもらって再びバスへ。
今度は少し安かった。他の人の払いも見ていたがどうやら本当に25ペソくらいしそうだ。
教えてもらった所につくと、バス停にいたバスの案内をしているおじさんに聞くと
「今は来ないよ!(少し前の)雨季だったきたんだけどなー」
「・・・・・・」

帰るしかない。

来た道を戻る。

帰りのバスはテルミさんの家まで行かずに折り返した。降りるしかない。近いので大丈夫だが。
すると今度は� ��ルミさんの家が閉まっていた。
海で泳ぐかもしれないと預かった鍵を無くしてはいけないので返していたのだ。
もちろん、夜出かけない事を確認したうえで。

飯でも食いに行ってるのかな?

家の前で待っているとテルミさん達が帰って来た時に気を使ってしまうので
プラプラ出かけた。街はお祭りで盛り上がっていたので退屈しのぎにちょうど良い。
しばらくして家に戻ったが帰っていない。

ノックが聞こえないのかな?と思い改めてノックしたが誰もでない。
普段ならこの時間はドアは開いたままだが、今日は風があり少々寒いのでドアを閉めたのかな?と思い。

出ない。戻ってこない。寒い。トイレに行きたい。
半そでに水着の短パンだったのですげー寒い。昼間は暑いが夜は少々冷えるの� ��。

街の賑やかなところと家を行ったり来たり。家の前で待つのはやっぱり良くないと思い、別の場所で待つことにした。
急な用事が出来たのかも知れない。そもそも鍵を返して家にいてもらおうとしたことが間違えだったと思った。
それこそ図々しいというもの。

マジで寒い。11時も過ぎた。7時から待っているから4時間も待っている。
テルミさんは友達が多い、俺が家にいる時も毎日訪問者がくる。
だから今日もそうなのかな。。。。それにしても。

金もあまり持ってきていなかったが安い宿に今日は泊まろうとも考えた。
だって、俺が鍵を持っていないのは承知のことなので、家を空けるにもちょっと開けすぎだろう〜と
思いたくもないが、少しずつその気持ちは大きくなる。

次、家に� ��なかったら・・・・と家に戻ると玄関は開いていた。
ほっ。

「今帰って来たんですか?」
「あ、そうです。街を散歩してました。どっか出かけてたんですか?」
「ちょっとネットカフェに。。。よかったー」

ちょっとじゃないだろうと思いながらも、泊めてもらえるだけでも感謝だ。
辛かったが家に入れてよかった。歩きまわって疲れたので、落ちるようにその日は寝てしまった。

その日の午後5時のフライトでロスに向かう。
遂に俺が行く最後の都市だ。

旅はそれなりに長かったと思うし、色々あった。
旅の間もこれから日本でどうやっていくかと言う事をかなり考えていた。
だが、明日目を覚ますと日本なのか・・・と言う事がどうもピンとこなかった。

テルミさんはお勧めのレス� ��ランがあるというので、お昼ごはんを御馳走してくれた。
中々感じの良いレストランで、しかもそれほど高くない。だが、このプエルトバジャルタで一番の売り上げを誇ったこともあるという。
Vionちゃんも一緒に来てくれた。

女友達みたいでよい親子だと思う。

そういえば、こういうビーチにある高級そうなレストランはこの旅で始めてだ。

最後にお土産もくれて、でも申し訳ないとは思わせない歓迎の仕方がうまくて本当にうれしかった。
俺も日本でいろんな人を歓迎したいな。

あまり時間がなくてゆっくり話せなかったが十分だ。
テルミさんとVionちゃんはほっぺにキスしてくれた。バスにのって空港へ行く。

この旅最後の目的地、アメリカ

旅を始めた時はいつ行くんだ?って予想もでき� ��かったけどもう目前に迫っていた。


道路に描かれた絵



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